終活ツアーに参加しました<その5>

2017-10-07

 銀座の喧噪を越えて、着いたのは朝潮桟橋。ここで終活ジャーナリストの竹内さんとはお別れです。

ブルーオーシャンセレモニーの船に乗り、いよいよ東京湾クルーズ・海洋散骨模擬体験の始まりです。

 

 

 

 

 

羽田沖までのクルージングで皆さん超リラックス、無条件に楽しいです。でも、これって大事なこと。散骨に立ち会って頂く方とも、楽しい時間を過ごせたら、それは素敵ですよね。

船内では、本日の説明の後、模擬お別れ会が執り行われました。船長さんが故人となり、添乗員さんが喪主となり、厳かに進みます。添乗員さんのご挨拶がとてもよかったです。お焼香の代わりに、一人一人献花しました。

高倉健さんの映画で、海上散骨が注目されたそうですが、さすがに骨壺から骨をわしづかみにしてばらまくなどということはせず、粉状にした遺骨を、ちょうとおだしパックのようにいくつかにパッキングして、それを撒くということになります。

こちらは送り鳩。これにメッセージを書き、パッキングした遺骨に添えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ散骨です。本番ですと切ないところですね。ボートはNHKの取材班です。

船室の模様替えがあるので、皆でデッキに出ます。散骨したところを何度か回り、お別れです。実際の散骨ですと、大きな声でお別れの挨拶をする方もいて、胸に迫るところなのだそうです。模擬散骨なのに、すこし、しんみりします。

船室に戻ると、テーブルセッティングがされており、デザートが配られます。
なるほど、今回はデザートですが、会席弁当なども手配でき、ここで法要までできるのですね。

 

 

 今回は羽田沖でしたが、相模湾とか、ハワイとか、いろいろな場所でも手配可能だそうです。

なお、散骨をすると何もなくなりますから、一部を手許に置く小さな骨壺とか、ペンダントとしてもっておくとか、そんなことも可能です。「私、迷っちゃう、海上散骨も樹木葬もしたい」と仰る女性の参加者もいらっしゃいましたが、半分散骨、半分樹木葬なんでこともありです。

それにしても、海上散骨でしたら、葬儀、法要、納骨のすべてができ、チャーター散骨プランでも税別25万円というのは、ちょっと惹かれますね。もちろん、特別なお弁当を頼んだりすると、それは別料金でしょうけど、人気が出てくるのも分かります。

デッキでまた楽しく談笑しながら、桟橋に戻ります。
女性陣は最初から最後まで明るく元気ですが、ちょっと真剣な男性陣も、クルージングですっかりほぐれ、今日は参加してよかったとお話ししていたのが、印象に残りました。

 このツアー、とても楽しく、かつ、いろいろなことを考えることができ、有意義なものでした。


 なお、今回同行取材のNHKの番組はこちらですね。
 よろしければ、再放送やオンデマンドでチェックしてみてください。

 

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