終活ツアーに参加しました<その2>
2017-10-04
都立小平霊園を出発し、終活講座は続きます。
樹木葬は、横浜のドリームランド跡が最初だそうです。始まったのは1999年より。
私たちは、樹木葬、樹林葬というと、坂口安吾の桜の木の下には死体が埋まっている的なイメージを抱きがちですが、実は、遺骨がそのまま土に還るとは限らないと。何らかの容器に入れられるとか、地下の納骨堂に納められるとか、そういったものも少なくないようです。
さらに、せっかく、土に還るタイプの樹林葬で埋葬できても、生前に自分の気持ちをきちんと周りに伝えていなかったため、埋葬後、親戚の中のいわゆる「うるさ方」のおじさまに、それは認められないと押し切られ、掘り出されて、先祖の墓に埋葬し直された例もあるとか…。そうなったら本当に意味がないですよね。
そうこうするうちに、バスはあっという間に花小金井ふれあいパークに到着しました。ここは、小平霊園よりはこじんまりとした印象ですが、女性には圧倒的な人気を誇るフラワーガーデンの霊園です。うーん、何というか、秘密の花園、眠れる森の美女気分。
これが初夏になると、バラが咲き乱れ、さらに美しいのだと。
こちらは、バラのアーチ。墓石を見て回っても楽しい。
こちらは合同葬。この芝生の切れ目から地下の安置室に入ることができます。
そして、こちらが樹木葬の遺骨を入れる容器。このステンレスの容器を縦に4本ずつ埋めることになります。細長いプレートにお名前が書かれています。
墓所利用料59万2千円。永代供養料なし。そうです。樹木葬、樹林葬の魅力は、費用が低く抑えられるところにもあるのです。
次は<多摩境フォーシーズンメモリアル>のご紹介です。
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